卓也さん、恵子さん、ご結婚おめでとうございます。
ご両家の皆様にも心よりお祝い申し上げます。

私は新婦恵子さんの大学時代からの友人の福田美香と申します。

スピーチが苦手ですので原稿を読ませていただき、恵子さんのこともいつものように あだ名で呼ばせていただきますのでよろしくお願いします。

 恵子とは大学が同じ専攻であり、入学式で意気投合していつの間にか大親友になりました。

 慣れない大学生活の中で、恵子とすぐに仲良く打ち解けられたことで、心強く感じたとこを 覚えています。その日からの4年間、毎日の授業はもちろん、買い物や旅行、 ほとんど上達しなかったスキーサークル、飲み会中心のゼミまで語りつくせない程の思い出が浮かんできます。

私が恵子を友人としてもっとも尊敬できる点は、『とにかくがんばり屋さん』というところです。 自分には人一倍厳しく、妥協をしりません。
図面の課題の締切日が迫っていたある日。 ほとんど仕上がっていた図面をすべて消し、真っ白に。「あかん。やり直す。」 きっぱり言い切り、徹夜を繰り返しやり遂げました。私にはとても真似出来ない根性を 持っています。そこまで自分に厳しい恵子ですから、難関と言われる一級建築士になれたのも納得です。

でも、私には心配なこともあります。それは、いくら自分に 辛い事があっても、表に出さず我慢してしまう所です。 卓也さんに、お願いです。いつもそばで恵子を見守り、支えてあげてくださいね。 恵子に独り言が増えたら、要注意です。考え事をしてるかもしれません。

恵子、これからは卓也さんに甘えるときは、甘えて幸せな家族を作ってね。
お二人の末長い幸せを心からお祈りして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。 本日は誠におめでとうございます。